ふらふら、ふらふら

あっちこっちふらふらしている人間が何かを書いてます。

なんで校則がアングラ情報扱いなのよ

anond.hatelabo.jp

 増田にも書いちゃったんだけど、公立高校の場合、その高校を設置している自治体の教育委員会に情報公開請求すれば校則は出てくる。なんなら教職員の間での申し合わせ事項も出てくる。わたしはかつてやったことがある。教職員の間での申し合わせ文書を出さない(作ってない=文書不存在ではない)学校が一校だけあったが、「高等学校における生徒への懲戒の適切な運用の徹底について」(21初児生第30号平成22年2月1日文部科学省初等中等教育局児童生徒課長通知)*1に「指導の透明性・公平性を確保し、学校全体としての一貫した指導を進める観点から、生徒への懲戒に関する内容及び運用に関する基準について、あらかじめ明確化し、これを生徒や保護者等に周知すること。」とあるのを盾に審査請求したら、情報公開審査会に行くまでもなく全部開示になった。

 情報公開クリアリングハウスが大臣の日程表を毎日情報公開請求しているのと法律上は同じ性質の話。アングラでもなんでもなく、知る権利の行使に過ぎない。

 中学校の社会科教科書には「知る権利」や「情報公開制度」なるものが一応載ってて、なんならわたしは定期テストでその制度についての設問が出た覚えがある。それが、いざ学校に対して知る権利を行使しようとすると途端にアングラ扱いになるのは、何なんでしょうね。学校で学んだことを実生活に生かしてほしくないとの風潮を感じる。

 登大遊さんが、こんな情報公開請求をした(結果は文書不存在による非開示)顛末を書いている(下の記事)。

softether.hatenadiary.org

 この記事に、こんなことが書いてある。下に引用しておくが、校則もこれとまったく同じことが言える。

せっかくこの便利な行政文書開示請求の仕組みがあるのですから、ぜひ AC な皆さんも、試しに 1 つや 2 つ思い付いた文書について開示請求してみてください。費用は 1 件につき 300 円かかりますが、コーヒー一杯分だと思えば、それほど高くないと思います。色々なことに関心を持つ AC な国民から、日々、多くの行政文書開示請求が行われれば、行政機関は自らの業務が常に AC な国民によって監視されているのだという意識を強く持つことになり、ひいては国民の的確な理解と批判の下にある公正で民主的な行政の推進に資することにつながることになります。