ふらふら、ふらふら

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「道路族被害者」のおためごかし―追記あり

 どんなインフラでも、安全に維持管理できなければ撤去したり利用制限したりするのは当たり前だ。公共インフラの典型例である橋。この橋も、近年老朽化によって車両通行止めにするなどが各地でなされている。架け替えができればいいのだろうが、その予算を付けられないから車両通行止めにするなどしている。

 公共インフラには公園も当然含まれる。安全に維持管理できなければ撤去するしかない。予算を付けて安全を確保できるのならともかく、そうではないのだから。ところが、そのことに異を唱える人がいる。何を隠そう、「道路族マップ」の管理人氏だ。

 日頃、道路遊びによる交通事故のリスクを声高に主張している人が、公園の遊具によるリスクには手のひら返し。危険を放置して事故が起きても誰も責めるなとさえ言う。

 この態度からは、二つの底意が読み取れる。ひとつめ。自分が責任追及されなければ、子どもがどうなろうとも知ったことではないとの本音。ふたつめ。子どもを公園で遊ばせるためなら子どもが事故に遭おうとも別にどうでもいいとの本音。子どもの安全なんか考えちゃいない。単に、自分にとって目障りな子どもをどこかよそに追いやるために「子どもの安全」を利用しているだけである。一言でいえば、おためごかしだ。

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追記

 なぜ遊具を撤去するか。それは、こういうことが起こるからである。

togetter.com

 維持管理の予算がなく、放置された遊具は、人身被害をもたらす。それゆえに、維持管理の予算がなければ撤去する。当たり前のことだ。そうしなければ、このような事故が起こる。道路族被害者たちにしたら、維持管理が適切になされてない公園の遊具で子どもがけがをしても知ったことではないんだろう。子どものことなんか考えちゃいない。