ふらふら、ふらふら

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街頭に設置される「防犯」カメラも盗撮カメラもプライバシー侵害に違いはない。「防犯カメラ」を規制する必要あるよね

 このまとめを読んでもやもやした。

togetter.com

 たとえば駅などで、女性に向けてカメラを向けて撮影したら、かなりの確率で盗撮として逮捕されるわけだ。ところが、それとまったく同じことをやっていても、道端にカメラを据え付けるのであれば犯罪にはならないらしい。

 さらにとんでもないことを考え付いてしまった。高校の門に接するところに家を買って、高校の門が映るように監視カメラを据え付け、こっそりと女子生徒をのぞき見してても、「防犯」目的と言えば犯罪には問われない。やってることは駅で女性にカメラを向けているのと同じことなのに。

 こうしてみたように、目的が防犯であろうと盗撮であろうと、監視カメラがもたらすプライバシーの侵害は変わるところはない。そうすると、該当に設置される監視カメラを規制する必要があるのではないか。もともと、街頭監視カメラの「防犯」効果は証明されていない(下記「防犯カメラの監視:犯罪抑止効果」参照)。

crimrc.ryukoku.ac.jp

 これらのことを鑑みれば、街頭監視カメラを「野放し」にしてでも数を増やす必要はない。むしろ、安易に設置されている現状よりも数を減らしたほうが良い。プライバシー保護の観点から、街頭監視カメラに関して厳格な規制を敷くことには合理性がある。