ふらふら、ふらふら

あっちこっちふらふらしている人間が何かを書いてます。

2024-01-01から1ヶ月間の記事一覧

「共同親権」推進派が支配欲むき出しなのは必然

こんなまとめを見つけた。 togetter.com コメント欄に「共同親権自体は絶対的に悪な概念ではないのに、なんで共同親権派は知り合いにもしたくないレベルのヤバい奴しかいないんだ」とのコメントが。このコメント、結構勘違いしている。 共同親権なる制度は、…

「親の権威」が無条件に「よきもの」とされていた国の「共同親権」を持ち込むことの無謀さ

今日(2024年1月30日)、法制審議会の部会が「共同親権」の導入を盛り込んだ親族法改正案要綱を答申した。ちょっと待ってよ、とわたしは言いたい。推進派は欧米では共同親権が当たり前などと言いますが。そもそも「親権」に関するとらえ方が欧米と日本では…

ひとがケアを必要とする「面倒な存在」であることを忘れてやしませんか。もちろん、移民労働者も同じ。

人間は、実に面倒な生き物である。生まれてから18年くらいは誰かが世話をしないと生きていけないし、病気にもなれば怪我もする。年を取ればまた誰かの世話を必要とする。そんな、面倒な存在が人間だ。言い方を変えれば、人間はケアを必要とする存在だ。人…

ひきこもり当事者活動の世界に根強く染みつく「免責の文化」

不登校新聞社の石井志昂氏を対談イベントに呼んだ斎藤環氏に、栗田隆子さんが異議申し立てをした。栗田隆子氏の異議申し立ての背景にあるのは、東京シューレにおける性加害事件だ。東京シューレ性加害事件で直接に加害行為を行った人物は、不登校新聞でも活…

莫大な資金が投じられたインフラによって繁栄を謳歌する都民による傲慢な「能登半島強制移住論」

特別区長会(東京23区の区長で構成される団体)は、かつて「「東京富裕論」への反論」んなる文書を取りまとめた。以下のURLから読める。 www.tokyo23city-kuchokai.jp 2007年に取りまとめられた文書を読むと「極度の企業の集中、人々の移動等が、交通、都…

悪の凡庸さにどう向き合えばいいのか、わたしはまだ言葉を持たない

悪はあまりにも凡庸だ。だれもが加害者になり得る。東京シューレ性加害事件の加害者も、ルドルフ・フェルディナント・ヘス(アウシュヴィッツ強制収容所元所長)と同程度には凡庸な人間だったのではないか。ふとそんなことを思わせる書物の一節を見つけた。 …