ふらふら、ふらふら

あっちこっちふらふらしている人間が何かを書いてます。

2021-01-01から1ヶ月間の記事一覧

考え方が硬直化している自称道路族被害者なる人たち…しかし、硬直化は他人事ではないぞ。

ここのところ、わたしがやたらと相手していた人たちがいる。自称「道路族被害者」。「道路族」とは、道路で遊ぶ子どもやその保護者のことを指すらしい。この人たち、子どもが道路で遊ぶことがとにかく気に食わないらしい。道路は遊ぶところじゃない、公園は…

もしかしたら、「約束」はすでに壊れていたのかもしれない。

前回の記事の補足のようなもの。前回の記事では、わたし個人のことも少しだけ書いた。もう少しだけ、詳しく書く。わたしは、子どもを自分のおもちゃのようにしか考えてないような親の下で育った。そんな親は、気まぐれにわたしのことをいたぶる。要するに虐…

壊れかけている約束~佐々木淳さんへの返信

この記事を書こうと思い立った時に、タイトルが真っ先に決まりました。これから、わたしがこの記事で書こうとしていることを端的に表すキーワードが、そのままタイトルになっています。 なぜそんなことを書こうと考えたのか。いつも肩書きをどう書こうか迷う…

生きることは「応益負担」の対象にしてはならない

障害者自立支援法がもたらした「ただ生きることへの応益負担」 2006年、障害者自立支援法が施行された。今も法律自体は障害者総合支援法に改正されて残っているけど。なんと、障害者自立支援法、障害者がただ生きることを「益」として、「応益負担」を求めた…

犯罪者とわたしたちの境界線なんてなきに等しいことを踏まえずに防犯を言ってもむなしい

昨日見た記事。 this.kiji.is この記事を読み、「犯罪者」と「わたしたち」の境界線なんてなきに等しいことを改めて認識した。ほんのちょっとしたことで「犯罪者」になってしまう。 交通犯罪だけじゃない。例えば性犯罪だって、制服姿の高校生が道路を自転車…

「旧姓使用の拡充が現実的」なら婚姻後の姓はくじ引きで決めることを強制せよ

昨日付の朝日新聞デジタルの記事。麗澤大学教授の八木秀次さんが、選択的夫婦別姓よりも旧姓使用の拡充が現実的だとの意見を出している。 digital.asahi.com よろしい。では、婚姻後の姓はくじ引きで決めることを強制せよ。それで何の問題があるのか。旧姓使…

パンデミックの影響を強く受けるのは「日本型福祉社会論」による「標準」から外れた人

「日本型福祉社会論」と言われてもたいていの人はわからないが、下の記事にあるような思想だ。 www.momoti.com わたしなりに説明すると、企業の福利厚生、それに支えられた「家族」が主な福祉の担い手になるって思想だ。「日本型福祉社会論」では、次のよう…

また、「家長」の支配が強まるよ。

この番組を見た。 www.nhk.or.jp 居酒屋って、飲食をしながらコミュニケーションをする場でもあった。だから、感染症専門家が言うような「黙食」するような場所ではないし、一人で料理を楽しむ場所でもない。「家族」でならと感染症専門家は言う。また出た、…

医療に絶対はないけれど

わたしは、何度も「患者家族」として、重大な治療の前に行われる説明の場に立ち会った。説明する医師は、こういうことも考えられる、こういうことも考えられる、と、考えられるリスクを説明していく。一方で、治療が必ず成功する保証がないことの説明も、毎…

家族が大切だって、いったい誰が決めたんだい?

COVID-19の感染拡大防止対策を語る医療者の口から、割と気軽に「大切な家族」ってフレーズが飛び出す。「家族」「家族」と強調されると、ものすごーく嫌な気持ちになる。「おいおい、夫や妻や家族が愛すべき存在だなんて、いったい誰が決めたんだよ」(「救…

「俺を殺す正しさを解くのは良いけどせめて殺す自覚はしてよと泣きたくなるのはわかる」―追記

少し前に、佐々木淳さんの意見を批判的に取り上げた。そのことについては下の記事を読んでほしい。この記事は、下の記事のいわば「続き」だ。 syou-hirahira.hatenablog.com その後、いろいろ考えてたが、佐々木淳さんの考えてることとわたしの考えてること…

埼玉県春日部市が見せたひとつの「気持ちの補償」

今日、埼玉県春日部市が今年の成人式を中止すると発表した。このご時世だから、成人式が中止になるのも仕方ない。 中止に当たって、春日部市は、新成人へのメッセージ配信と記念品の引き換えを行うとした。ここまではだいたいの市町村がやっている。そのほか…

2065年を生きる世代に対して負うべき倫理的義務

国立社会保障・人口問題研究所による、2017時点での将来人口推計によると、出生中位・死亡中位シナリオで、2065年には4189万人の20~64歳人口で3381万人の65歳以上人口、1237万人の19歳以下人口を支えることになる。子どもも含めた支えられる側の人口が、現…

「俺を殺す正しさを解くのは良いけどせめて殺す自覚はしてよと泣きたくなるのはわかる」

この記事には追記があるので、この記事が読み終わった後に追記もぜひお読みください。追記は下の記事です。(2021年1月16日) syou-hirahira.hatenablog.com タイトルは、ある記事につけられたはてなブックマークコメントである。今は消えてしまったので、…