ふらふら、ふらふら

あっちこっちふらふらしている人間が何かを書いてます。

2019-10-01から1ヶ月間の記事一覧

ブラック校則を肯定していた人が、神戸市立小学校いじめ被害者に「人権を主張しなかったのが悪い」と言う愚

はい、とあるブログのこの記事をご覧あれ。 https://air.ap.teacup.com/supert/2947.html 「端的に言うと、学校は「将来のその子の人権を十全に守りたいという理由で、目の前のその子の人権を制限することにほとんど抵抗感のないところ」なのです」と、学校…

「自衛」を求められるのは、いつも立場の弱い側

Twitterで、プリクラコーナーを覗き込む男の動画が拡散された。それに対して、毎度毎度のことだけど、「覗き込まれたくなければスカート履かないなど自衛しろ」という意見が見られた。またか。いやだなあ。いやだなあ。犯罪者のご機嫌取りをしろと言われてい…

「飼い慣らす必要がある」と言われた世代が、「キレる高齢者」を見て

平成30年版犯罪白書に、こんな記述があった。 http://hakusyo1.moj.go.jp/jp/65/nfm/mokuji.html 平成28年に東京地方検察庁本庁及び東京区検察庁で傷害・暴行により受理され,第一審で有罪の裁判を受けた者を対象とする特別調査の結果によれば,高齢者では,…

みんなが困りごとを持ち寄り、みんなで解決して、だれかの困りごとを切り捨てないこと

「政治」。この、なんとなく堅苦しく、なんとなく近づきにくい響き。 ここ数回、政治的な話を少し書いてきた。そんな中で、いちばん伝えたいのは、このnoteのタイトルに書いたこと。 みんなが困りごと、あるいは願いを持ち寄る。その困り事や願いを、どう解…

懲りない面々

最近、ふと思い立って、何件か裁判傍聴をした。全部道交法違反の事件。道交法違反、たいていは反則金か略式命令で終わっちゃう。だから、わざわざ公判請求されるのは飲酒運転して捕まっても懲りない面々。傍聴していると、はぁーとため息をつきたくなるくら…

「政府のいいなりになる子ども」を育てる「教育再生」~「掃除で心は磨けるのか」感想

引き続き、この本を読んだ感想。 https://www.amazon.co.jp/dp/4480016805 著者の杉原さんが、「これ、おかしいぞ」と感じた「教育再生」への取り組みが紹介されていく。そうして、それらの取り組みがめざしているものが像を結ぶ。以下引用。 規律正しい子ど…

「外国人」「若者」への憎悪を正当化する「道徳教育」

この本を一気に読んだ。 https://amazon.co.jp/dp/4480016805 道徳教科書の検定で、「パン屋」を「和菓子屋」に変更、「しょうぼうだんのおじさん」は「感謝の扱いが不適切」として「しょうぼうだんのおじいさん」に変更。そんな事例が紹介されていた。「我…

東武沿線にはなにもない…ように見えるけど

埼玉県内のひきこもり当事者会、あるいはそれに近い「居場所」がどこにあるか、頭に思い浮かべていた。 東松山にQueer Lounge H、朝霞台にCVNと、これは東武東上線。 せんげん台にほっとりんご、宮代町に我らが月曜茶話会。これは東武スカイツリーライン。 …

ひきこもり当事者の居場所という「コモンズ」の維持費

http://sokudokuhikky.blog103.fc2.com/blog-entry-2817.html ひきこもり当事者の居場所や当事者会を開くにも、有形無形のさまざまなコストがかかっている。労力を割いている人に、その労力に見合った報酬を払わなければとの冒頭の記事の問題意識はなんとな…

台東区ならやりかねない、と思った

台東区がやった避難所からのホームレスの方の閉め出し。台東区ならやりかねないと思った。 台東区には、区立忍岡中学校というブラック校則だらけの中学校がある。そういう学校に区教委は何も言わない。そんなのを見てたら、台東区はどうやら人権とかそういう…

台東区のホームレス

台東区がホームレスの方を避難所に入れなかったという。台東区は山谷地域というホームレスの方が多く集まる地域を抱えている。なのに災害時にホームレスの方をどう避難所に受け入れるかを考えていなかったのだろう。これって、はっきり言って怠慢じゃない? …

全日制では「禁止!」定時制では「推奨します」

アルバイトの話。全日制高校だと、結構禁止していたりする。授業料の免除を受けるくらいの経済状態でないとダメとか。 不思議なことに、これが定時制高校だと一変する。むしろアルバイトを含めた就労を推奨している。同じ高校なのに。なんなんだこれは。 も…

定時制も通信制も、全日制と同じ「高校」のはずだけど

どういうわけか、特別なニーズがある高校生は、定時制や通信制への道を勝手に敷かれる。「この程度の校則も守れないようなら、定時制や通信制に行った方がよい」と、口コミサイトで書いている人はたくさんいる。 定時制や通信制も、全日制と同じ「高校」。だ…

校則(に限らず世の中のルールすべて)は単なる妥協の産物

学校の校則なるものがどういうものなのか、大変よくわかる体験をつい最近埼玉県の県立高校生はしたはずである。 もう、本当に去年までは、「高校生活にバイクは不要」という方針のもと、バイクの運転免許を取ろうものなら謹慎にされて反省文を書かされていた…

「べきおばけ」との闘い~「健康で文化的な最低限度の生活(8)」感想

いろいろ書きたいことが多すぎて、ついつい先延ばしにしていたnote。健康で文化的な最低限度の生活(8)を読んだ。 この巻のみどころは、「〇〇なら〇〇すべき」「常識で考えたら〇〇すべき」などの「べきおばけ」と、ケースワーカー・栗橋と栗橋が担当する…

弁護士ドットコムを見ていると、人間の業の深さを考える

弁護士ドットコムというサイトがある。無料で弁護士に相談できるサイト。そのサイトを見ていると、人間というのは豪が深いなあと思う。 刑事事件に関する相談が多いこと多いこと。世の中には罪を犯して弁護士に相談したい人がこんなにいるのかと驚くばかり。…

学校と会社は何もかも抱え込みすぎ

学校と会社が何もかも抱え込み過ぎたために、中高年男性の風疹ワクチン接種率が10%強という惨憺たる事態を引き起こしている。 生活に必要な福利厚生の類を、ほとんどすべて学校と会社経由で提供してきた。だから、風疹ワクチン接種も、会社が集団検診とかで…

泣き寝入りと裁判の間に

ついこの間、年齢差別と民族差別の被害を受けたことを書いた。どうにもこうにも気持ちの整理がつかず、今も悶々としている。弁護士に頼んでも、費用倒れするのは目に見えている。それに、賠償金を請求してもね、とも思っている。 わたしが願っているのは、ど…

その発言、衆議院本会議場でできますか?

読んだ。 https://toyokeizai.net/articles/-/112368 この記事の筆者の小木曽さんとは、少しばかり価値観が違っているところがあるにせよ、だいたいのところでは賛同する。 小木曽さんは政治の話や外交の話は書かない(自宅の玄関に貼らない)とおっしゃって…

意外と危険な夕暮れ時の道、懐中電灯で少し安心

夕暮れ時は、危険だ。向かってくる自転車などが見えているように思えても、案外見えてない。当然、自転車の側からも歩行者は見えてない。 結構危険を感じたので、先月辺りから夕暮れ時からLEDライトを照らして歩くようにした。あまり効果は実感できないけ…

何でも #老害 と言えば気持ちはいいけれど

https://toyokeizai.net/articles/-/304643 この記事に、高齢者に対して憎悪を募らせる若い世代の姿が描かれていた。確かに、高齢者にいわれのない憎悪をぶつけられた自分も、高齢者に対する憎悪表現を見ていると溜飲が下がる思いはする。だけど、それってほ…

静かに壊れる介護の現場

前回の記事で、販売やサービス、介護といった職を求める人が減っていることを書いた。 https://note.com/syou_hirahira/n/n4e6731a69c72 この記事では、とりわけ介護に絞って、自分の妄想を綴る。といっても、いくつもの報道をより合わせただけなので、まっ…

一般職業紹介状況から見えた、販売職とサービス職の立ち去り型サボタージュ

最近、カスハラが問題になっている。 https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4286/index.html ハローワークの求人求職状況をまとめた一般職業紹介状況を見ると、販売職とサービス職の人気がどんどんなくなっている。 最近は人手不足のために、もともとハロ…

民族差別意識と年齢差別意識を持つ高齢者にやられた

つい最近、いざこざに巻き込まれた。その時、初めて身をもって実感した。口論と、憎悪の発露は明らかに違うことを。いざこざなんてのはだいたいにおいて喧嘩両成敗で、どっちもどっちのところが多分にある。その点については自分にも反省する点が大いにある…