ふらふら、ふらふら

あっちこっちふらふらしている人間が何かを書いてます。

その発言、衆議院本会議場でできますか?

読んだ。

https://toyokeizai.net/articles/-/112368

この記事の筆者の小木曽さんとは、少しばかり価値観が違っているところがあるにせよ、だいたいのところでは賛同する。

小木曽さんは政治の話や外交の話は書かない(自宅の玄関に貼らない)とおっしゃっているが、それにはちょっと首をかしげる。政治の話をいたずらに避けることは、民主主義を静かに掘り崩すと思う。

だからと言って、現実ではできない発言だからネットで書くのだ、という意見には賛同できない。

自分の価値観だと、その発言を衆議院参議院でもいいけど)本会議場でできるか、が判断基準。

議場前方の演壇に立つ。目の前には460人強の同僚議員がいる。傍聴席には傍聴人も。テレビカメラも入っている。発言の内容は、リアルタイムで全国に中継され、何百万人もの人々が見ている。しかも、選挙区では少しは名も知れている。そんな状況でできる発言が、ネットでできる発言の限界と考えるべきだ。

「ネットでしか書けないこと」をネットに書いたとしても、それは決して公論にはなり得ず、ただの憂さ晴らしにもならない。その割には重大なリスクを負う。衆議院本会議場でできないような発言は、ネットでも書くべきではない。

以上、自戒を込めて記した。