ふらふら、ふらふら

あっちこっちふらふらしている人間が何かを書いてます。

相続ビジネスの疑惑~診療報酬と比較するとよりおかしな金額に見えてくる

 今年改正された診療報酬点数表によると、30分以上の精神療法を精神保健指定医が行った場合、再診料75点に通院精神療法410点、薬の処方をした場合はさらに60点、明細書を発行すると1点、合計546点。1点10円なので、金額にすると5,460円。医学部6年通って、医師国家試験に合格して、2年間の初期研修含め一人前になるまでに10年くらい修練した精神科医が得る診療報酬はこんなもんである。弁護士が法律相談を受けた時の相談料は30分で5,500円なので、まあだいたいこんなもんなのかもとは思わせる数字である。

 さて、どこぞの相続ビジネスである。行政書士の資格すら持っていない素人が、相続案件を「紹介」しただけで240万円。時給にしたらいったいいくらだ?それだけの報酬にふさわしいサービスを提供したのか?謎である。そもそも、金額に応じて報酬額が変わるって、それ着手金やら成功報酬やら取ってるってことじゃなかろうか。やっぱり非弁護士活動の疑いが残る。