ふらふら、ふらふら

あっちこっちふらふらしている人間が何かを書いてます。

2023-05-01から1ヶ月間の記事一覧

橋本紡さんが「器とかキャパシティとか」と書いたものを知ることは大切だ

わたしが中学生のころ、それなりに「成績が良い」と見られていた。何なら、県立浦和高校に行くのだろうとさえ見られていた。 確かに、授業に出てさえいれば、授業の内容の七割くらいは理解できたのだから、その見方はあながち間違ってなかったのだろう。そう…

「不要物」だからこそ、必要なのである

教員はよく言う。ツーブロックなどどうでもいいだろう。色のついた下着などどうでもいい。そんなことよりも勉強のほうがよっぽど重要である。学習に必要のないものはすべて不要である。と。 わたしは、そのような論理が、「不要不急」の名の下に吹き荒れた3…

うんざりするほど悪は凡庸であることについて、わたしの体験から

アウシュビッツで「死の工場」を統率したルドルフ・フェルディナント・ヘスは、任務の傍ら、こどもたちをバカンスに連れて行ったという。決して、血に飢えた悪人ではなかった。任務に忠実であろうとする官僚であるにすぎなかった。 わたしが中学3年生の時の…

ほかのひとのブログを久しぶりに読みに行けた

いや、単にそれだけなんですけどね。2月ごろから猛烈な体調不良で、不眠にさえなっていたんですけど、今日はほかのひとのブログを読みに行くことができた。まだ一記事しか読めてないんだけど、これから読み進められるといいな。少しづつ体調不良から回復し…

この時代に、権威でい続けることは、とても難しい

おそらく、人間の手に負える範囲を超えつつある文明で、権威であり続けること。それはとても難しい。権威や権力には、とても重い責任がある。その責任は、もはや個人では担いきれないかもしれないのだ。それは学校でも。 digital.asahi.com 「権威」であり続…

「スポーツマン」以外を排除しかねない、差別と暴力を内包した「スポーツ」

わたしが中学生の時のこと。学年末に、生徒の発案で球技会をした。別に勝敗の点数をつけることもなく、レクリエーションで球技を楽しむ会だ。レクリエーション目的だったにもかかわらず、しばらくすると男子だけで勝手に盛り上がり、女子は蚊帳の外。蚊帳の…

「あの子の子ども」から考える「全定同一」

つい最近、「あの子の子ども」(蒼井まもる作、講談社「別冊フレンド」連載)って少女漫画を知った。高校生の妊娠をめぐる物語だ。コミックスをさっそく買って、既刊はすべて読んだ。妊娠した高校生・福(さち)が、今在学している高校を卒業するか、定時制…