ふらふら、ふらふら

あっちこっちふらふらしている人間が何かを書いてます。

2019-11-01から1ヶ月間の記事一覧

「みんな同じ」をやめれば、制服はいらない

「ファッションセンスの差や貧富の差を隠せるから、学校の制服は必要」とはよく聞かれる。だけど、それは違うよ、というお話。 貧富の差は、それ自体が必ずしも容認されることではない。適切な再分配政策が必要。というそもそも論はある。ただ、それを学校に…

障害はまだら模様。医学は正しく診断できない。

今の日本では、医師の診断書を行政が審査して、認定されると障害者手帳が交付されて、障害者としてのサービスを受けることができる。何かしら病名がついてないといけない。だけど、医学は障害を正しく診断できない。 たとえば、「統合失調症」と診断された人…

えーっ、春日部市の図書館資料費が減ってる!

埼玉県立図書館の図書館協力車を、所沢・越谷・春日部には週2回巡回させるようになった。所沢・越谷はわかる。なんで草加ではなく春日部なんだろうと春日部市立図書館の図書館要覧をめくってみる。他の市町村からの借り受けは確かに草加より春日部の方が多…

「多様な学び」ではなく「多様で平等な居場所」を

「多様な学び」、字面はいい。その子どもに合った多様な学びの場が選べるのは、よいことに見える。だが、それは「身の丈に合った教育」と、例の文部科学大臣の発言を容認しかねない危険なものでもある。 では、みんなが学校に通うようにしましょう、学校に通…

「ベビーカーでバスに乗せるくらいなら、クルマ買え」と言ったその先に

こんな未来にはなってほしくない、という未来像を書いてみました。若干の誇張はありますが、「バスなど利用せずにクルマを利用したらよい」と言っている人たちの言うとおりにしたその先に待っているだろう出来事です。最後に、少しだけオルタナティブな未来…

「みんな」が利用できるはずの公共交通から「だれか」をのけ者にした先に

つい最近、Twitterで、双子用ベビーカーでバスに乗車しようとした方が、「たたまないとダメ」と、実質的に乗車できなかったという話が話題になった。なんかもやもやする。バスや電車などの公共交通機関は、「みんな」が利用できて初めて存在意義がある。「だ…

私たちは「買われた」展を見て、改めて読み直した子どもの権利条約と子ども売春・人身売買・子どもポルノに関する選択議定書の前文

私たちは「買われた」展を見てきた。クローズドな展覧会なので、その細かな内容を詳しく書くことはできない。その代わり、子どもの権利に関する二つの重要文書に語ってもらう。 まずは、子どもの権利条約前文から。 児童に対して特別な保護を与えることの必…

「歩くまち」「自動車で移動するまち」

今日、ひき桜に参加してきた。参加する前に、放送ライブラリーに立ち寄ったものだから、東急線みなとみらいパスを利用した。会場の青少年センターまでは、みなとみらい駅から歩いた。歩いてて、横浜とはこんなに歩く人が多い街なんだと改めて驚いた。みなと…

会社からこぼれ落ち、社会からもこぼれ落ちた人々を府中刑務所に見た

今日、府中刑務所文化祭に行ってきた。府中刑務所の現況や再犯防止施策を紹介するパネル展示もあって、強い関心を持って見た。 府中刑務所にも高齢化の波が確実に押し寄せていて、受刑者に対する高齢者の割合は上がりつつある。最近の統計だともう20%に届こ…

杉並区は集会施設を「特定の区民の生活を快適にする施設」と考えているらしい。あれ?あれれ?

広報すぎなみの記事 先月1日号の「広報すぎなみ」に、区立施設の使用料見直しについての意見募集の記事があった。その記事によると、杉並区は集会施設を「特定の区民の生活を快適にする施設」と考えている。これに対して、児童館などは「多くの区民にとって…

あ、その町内会の祭り、不要なんで

自治会の祭りって? 今月号の「広報かすかべ」、冒頭の記事は自治会に入ろうというものだった。その中で気になった記述が。 Q どうして自治会でお祭りや行事をするの?A 地域でしか子どもたちに体験させられないものだからです。 親は家庭の中で誕生会や、旅…