ふらふら、ふらふら

あっちこっちふらふらしている人間が何かを書いてます。

2021-11-01から1ヶ月間の記事一覧

学校の制服によって隠せる貧富の差とはいったいなんなのか

本題を始める前に注意書き。この記事で、「貧困」とは、暮らしぶりをよくする実質的な自由が損なわれた状態(アマルティア・センさんが言う「ケイパビリティの欠如」)を言う。低所得はこの記事で言う貧困に含まれるが、貧困とはこれに限られるものではない…

目先の安さを求めた結果

先日、いつもの薬を調剤してもらいに調剤薬局に行った。先月も調剤してもらっている薬のメーカーが変わったが、今月もまた別の薬のメーカーが変わった。さらにひどいのになると、後発品が入ってこなくなり、先発品に変わった薬もある。Twitterで内科医の@med…

それって「あなた方はロンドンには邪魔ってことよ」になりません?

見なきゃいいのに相変わらず見ているTogetter。最近のまとめに気になるコメントがあった。このまとめに書かれたコメント。 togetter.com さーたん@もふもふ @tripleoddさんが生活保護で区越えができないことを指摘していたが、この人は同時に、「国全体で見…

選択的夫婦別姓の対案に「通称使用の拡大」を持ち出す人の考えがわからない

「通称使用の拡大」によって不便を解消していこうとすれば、「通称」に法的な効力を持たせるしかない。よって、改姓した「戸籍上の姓」が使われる場面をどんどん減らしていかなければならない。普段は誰も見ない戸籍上の姓が同姓なら日頃使う姓がどうであろ…

通信制高校は買われ過ぎた

文部科学省が、「「令和の日本型学校教育」の実現に向けた通信制高等学校の在り方に関する調査研究協力者会議」を立ち上げた。その第一回の議事録が文科省のサイトにアップされていた。 www.mext.go.jp 目を引くのは、早稲田大学人間学術院教授の森田裕介さ…

「あしきものは久しからずしてうせん なんぢ細密にその處をおもひみるともあることなからん」(詩篇37:10)ですね。

日本聖書協会刊行・明治元訳聖書による「詩篇」の一節。 あしきものは久しからずしてうせん なんぢ細密にその處をおもひみるともあることなからん ―詩篇37篇10節 この聖句が何を言っているのか、わたしに教えてくれる出来事がここ最近起きた。悪事を働いて、…

「言論の自由」をめぐる覚書

「言論の自由」には「批判の自由」も含まれる この間、言論の自由には批判の自由も含まれることを踏まえない意見が多数見られた。「言論の自由」が、何らの批判も受けず、ただ受容される権利を指すものと勘違いしている。そして、批判に対し「暴力」とレッテ…

横浜の大部分は多摩丘陵の上

最近見つけたまとめ。 togetter.com そらそうですわ。横浜の大部分は多摩丘陵の上にあるんですから。地理院地図で地形を見ると、東京都の多摩南部から神奈川県の三浦半島に続く多摩丘陵が、横浜市の大部分を占めているのがわかりやすい。関内周辺はむしろ横…

フリースクールのほとんどは社会教育法に言う社会教育関連団体。ってか、社会教育法忘れてません?

社会教育法によれば、「この法律において「社会教育」とは、学校教育法(昭和二十二年法律第二十六号)又は就学前の子どもに関する教育、保育等の総合的な提供の推進に関する法律(平成十八年法律第七十七号)に基づき、学校の教育課程として行われる教育活…