ふらふら、ふらふら

あっちこっちふらふらしている人間が何かを書いてます。

居場所のこと

当事者会は想像以上に脆弱だった

以前、当事者会がクローズドを保てる不思議を書いた。その時は本当に不思議だったのだが、最近になって、クローズドを保てていたのは単なる偶然の産物に過ぎなかったことを知った。 たまたま脆弱性が問題にならなかっただけで、実際に脆弱性を突かれたら大混…

関西クィア映画祭の「コロナ禍における関西クィア映画祭について(声明)」が秀逸

まあ、まず読んでくださいな。わたしがあれこれ書くよりもよっぽど早いですから。そうだそうだ、と、わたしは何度も何度も膝を叩いた。 kansai-qff.org この文章の中でも、わたしは2点に絞って書く。「ハウスは必ずしもホームではない」ことと、「何が必要…

IORIの終わり~「幻」を信じられた「幸福」な時代が終わった

過去何度か書いてきた、「IORI」と言うイベントが、この8月の開催で定期開催を終了した。とにもかくにも10年続けてこられたのは本当に幸いなことであったと思う(皮肉ではないですよ)。どんな意見もフラットに話すことができる、どんな人も受け入れる場を…

当事者会がクローズドを保てる不思議

ひきこもり界の端っこで細々暮らしているわたしでも、ひきこもり当事者会にはいくつか行っている。ほとんどの会は、当事者限定。当事者限定ではあるけど、何かの証明書を要求された記憶はない。当事者であると自己申告すれば参加できた。 よーく考えてみると…

「月曜茶話会準備会」という名前にこめた思い、その思いをもとにとある会の性暴力疑惑を見たら

知ってる人は知っているけれど、埼玉県の片隅で、「月曜茶話会」という集まりを細々とやっている。ひきこもり当事者や経験者だけで、昼下がりにお茶飲みながら駄弁ろうというだけの集まり。 そんな集まりの主催者の名義は、「月曜茶話会準備会」。中で活動し…

「居場所」って、こういうものだよねと思ったある日の公園の風景

ある初夏の日の東京新宿・戸山公園。園内を当てもなくうろつく。近所の大学の学生さんだろうか、芝居だかの練習をしている。はたまた、近所に住む子どもだろうか、鬼ごっこをしていたりする。もっと歩いていくと、いろいろな人がいろいろなことをめいめいや…