ふらふら、ふらふら

あっちこっちふらふらしている人間が何かを書いてます。

2021-02-01から1ヶ月間の記事一覧

「スペシャルスクール」に通う子どもの数は、大幅に増えている

以前、このような記事を書いた。 syou-hirahira.hatenablog.com スペシャルスクールに通わせないことを「教育虐待」と呼ぶことに異を唱えた。そのあと、「スペシャルスクール」に通っている子どもの数がこの25年でどれだけ伸びたか、ちょっと調べた。その数…

国勢調査のデータによれば、「ひきこもり」当事者の数に男女差がないことが示唆された

ふと気になって、2015年国勢調査のデータを調べていた。未婚で、非労働力人口とカウントされる人のデータだ。なんでそんなものを調べてたかと言えば、「ひきこもり」あるいはそれに類似した生活のしづらさを抱えている人の数をある程度まで反映しているので…

「めいわく」を批判したのか、「人間の尊厳を害すること」を批判したのか、それが問題だ

「アジール」としての「ひきこもりムラ」 「ひきこもり社交界」なる、よく考えたらちょっと語義矛盾してない?と思えてしまうようなソサエティがある。「平たく言えば、埼玉含む南関東+甲信地方(とくに山梨)を中枢に、全国のひきこもり関係者(の一部)の…

もう「めいわく」なんて言葉を使うのはやめよう

京都の分譲地で、道路で遊んでいる子どもを「めいわく」と感じた人がいた。その人は、同じ分譲地を買った他の10世帯に協議を要請した。結果は、道路で遊んでいる子どもを「めいわく」と感じた人のほうが「めいわく」とされてしまった。そして、村八分の上い…

案の定、「道路族被害者」は単なるNIMBYだった

一部の「道路族被害者」が、「パークハラスメント被害者」とは違うと主張しているようだが、その根拠はない。別に公園に防音壁があるわけでもなし。単に、公園が自分の家の隣じゃないから「遊ぶなら公園で」と言ってるだけでしょ、「道路族被害者」は。「道…

「あてがう」は暴力

わたし自身が「あてがわれた」体験 わたしは、結構「あてがわれた」経験がある。それも人生を左右する、重要な場面で。具体的な例を一つ。わたしは中学校不登校だったうえに担任教員ともいろいろあったので、学校ともほとんど何の連絡も取らない状態で卒業式…

いわゆる「道路族問題」~負担からは逃げられない

toyokeizai.net なるほどねえ。道路で子どもが遊ぶのをとことんまで嫌がる人はこういうことを考えるんだね。この記事によれば「道路族マップ」の管理人は、「2019年に東京・板橋区で小学生が、ボール遊びができる公園を求めて区に陳情書を送った例を挙げ、「…

生きづらさJAPAN代表・なおさんへの抗議(付・(一社)部落解放・人権問題研究所への注意喚起)

生きづらさJAPAN代表・なおさんへの抗議 なおさんの言動の不当な点 1.トランスジェンダー当事者・性的少数者への差別的言動 2.わたしへの犯罪予告 3.トーンポリシング 結論 (一社)部落解放・人権問題研究所への注意喚起 生きづらさJAPAN代表・なおさ…

善意は行為を正当化しない

オウム真理教の教祖・麻原彰晃は、こんな説法をしたと言う。 例えば,Aさんという人がいて,Aさんは生まれて功徳を積んでいたが慢が生じてきて,この後悪業を積み,寿命尽きるころには地獄に堕ちるほどの悪業を積んで死んでしまうだろうという条件があった…

個人の尊厳を無視する表現の自由は存在しない。

あのね、多様な価値観とか言論の自由とかエラソーに説いているがね、個人の尊厳を無視して多様な価値観やら言論の自由やらを議論することは無意味。個人の尊重という価値からさまざまな人権が導き出される。したがって、個人の尊重を放棄するのなら、同時に…

地震絡みの悪質なデマについて、警察への通報も含め厳重に対処する。

毎度のことながら、悪質なデマを流す者がいる。このような悪質なデマについては、Twitter社への通報など、厳重に処置していることを公示する。 なお、特に悪質なデマについては、警察に通報しているのでこちらも公示する。どのツイートを通報したかについて…

ここまでのぼそっと池井多さんの対応の問題点をざっと整理

簡潔に問題点を整理 ここまでのぼそっと池井多さんの対応について、問題点を要約すると次の二点になる。 (1)性差別的な発言を「表現の自由」の名の下に放置したこと(2)そのような未熟な語彙しか持たない発言者が語ったことを、不用意にそのままの形で…

沈黙が賛同になるとき

ある当事者間に力の格差があるとき、ただ沈黙することが、力の強い者への賛同になることがある。その典型例は1994年のルワンダ虐殺である。国連広報センターが、ルワンダ虐殺とそれに対するルワンダ国際戦犯法廷の活動を紹介した動画を公開している。当時、…

「支援」は「幸福」を演出できない

市民生活の豊かさの演出を、税金で実現できるのは限られた場面しかありません。―くろかわしげる氏のブログ「今日も歩く」内「8/31 生殺しの埼玉県南部の自治体財政」*1より 裁判所は人間関係を形成することができるように振舞うが,実際に裁判所ができること…

日本に社会保障制度はほとんどない。「奉公」に対する「ご恩」はあるかもしれないけど。

東京都立大学教授の阿部彩さんが作成した「貧困統計ホームページ」*1に、気がかりな数字を見つけた。このページにある報告書だ。 www.hinkonstat.net なんと、この報告書によれば、子どもの貧困率は、社会保障制度による再分配後のほうが高くなっている!(…

不登校の理由を量的に知るのは、ほとんど不可能だ。

昨日受け取ったとあるフリースクールの記念誌にも引用されていたこの記事。 futoko.publishers.fm NHKの調査は、調査対象者をきちんと抽出できてないなど、統計的に意味ある結果になってるとは言い難い。 しかも、不登校真っただ中にいて混乱状態にある当人…

「誰が存在するのが迷惑か?」を争う悲惨なバトル・ロワイアル

新明解国語辞典第八版による「迷惑」の語義は、「その人のした事が元になって、相手やまわりの人がとばっちりを受けたりいやな思いをしたりすること」とある。だれかがある人の行動を「いや」と感じたら、権利侵害が起きてなくても「めいわく」となる。問題…