ふらふら、ふらふら

あっちこっちふらふらしている人間が何かを書いてます。

2024-02-01から1ヶ月間の記事一覧

「多様な学び」=うどん屋が、定食屋を増長させている

この記事を読んで。 hyouryu.hatenablog.jp これ、定食屋が「うちの店はあなたみたいな人が入れる店じゃないです、そこのうどん屋でうどんを食べられますよ。うどんが食べられればいいでしょ?」「うどん屋が高すぎるなら家でありあわせのものでも食べたら?…

教育の機会均等とは?:埼玉県の県立高校エアコン設置

埼玉県は県立高校の普通教室のエアコン設置について、ずいぶん長い間PTAや同窓会の費用負担で設置するものとしていた。2018年に方針を転換し、県の予算で設置するように予算措置を行った。この時点でエアコンが設置されていなかったのは児玉白楊、岩…

PTA未加入者の卒業記念品―「債務不履行リスク」を考えると。

この記事。 mainichi.jp まあ、いろいろギスギスしているなあ、せせこましいなあとは思った。PTAってのはその学校に通うこどもすべてのことを考える組織なんだから、保護者が非会員だからと区別することなく卒業記念品を贈与したらいいじゃないですか。PTA会…

女性専用車両に男性が乗る権利はあるが、そんなことした男性が冷たい目で見られるのは受忍しなきゃね

女性専用車両に「抗議乗車」と称して乗車した男性乗客が、女性乗客から暴行被害を受ける事件が発生したらしい。まあ、暴力はよろしくない。女性専用車両に男性が乗車するのは不当ではあっても違法ではないのだから、正当防衛が成立する余地もない。 とはいえ…

障害者施設の職員が権力を持ってしまうのは避けられない。残念ながら。

これは障害者施設という状況が大きく影響していると見た。どれだけ「ご利用者様の自己実現を目標として業務をしています」と言っても、施設職員が権力を持ってしまっている事実はある。脱施設化が予算削減の口実に使われることはよろしくないが、脱施設化そ…

あえて「定番」からずらしてみると、お財布にも環境にもやさしいかも

昨日の記事の続き。この記事に、5月の大型連休中の宿泊料金が高すぎて東京への旅行を諦め、旅行先を山形に変更した大学生が紹介されていた。 www.nhk.or.jp 昨日も書いたように、今のところは東京の宿泊料金高騰は、「過密」が生み出している。魅力的な「オ…

要は「密」だからだってば。

あれほどまでに密が問題になり、JR東海が「ずらし旅」を提案してからまだ5年も経ってない。にもかかわらず、あっという間にひとは「密」の怖さを忘れ、また密になる。オーバーツーリズムがその地域に住むひとの生活を破壊するのは、日本国外でも発生してい…

「よくはない」が「仕方ない」

この投稿を見て違和感を覚えた。 施設でも、余暇活動や作業をして、毎日安心して、その人らしく暮らせるのならそれでも良くないですか?地域住民に嫌われている中で、GHで生活させて、結局は近隣トラブルや反対運動になって、その原因を『地域住民の障がい者…

「支配のためのコスト」ってのはつまりこういうことなんですよ

1 すべて人は、勤労し、職業を自由に選択し、公正かつ有利な勤労条件を確保し、及び失業に対する保護を受ける権利を有する。2 すべて人は、いかなる差別をも受けることなく、同等の勤労に対し、同等の報酬を受ける権利を有する。3 勤労する者は、すべて、…

「無敵の人」の苦痛は「支配のためのコスト」

法務省法務総合研究所の研究「無差別殺傷事犯に関する研究」*1をめくった。この研究によると、無差別殺傷事犯の加害者の99%が男性であった。一方、被害者は「一般殺人に比べると,女性と子どもの比率が高い。」とのこと。無差別殺傷事犯の加害者が、効率…

不安全な行動を促進する組織文化の中で育ったこどもの「知る権利」「忘却しない責任」

東京シューレの性暴力事件、突飛な個人がいきなり起こした事件と考えるには無理がある。事件に至るまでには、数々の不安全な行動があった。さらにさかのぼれば、そのような不安全な行動を促進する組織文化があったはずだ。そのような、不安全な行動を促進す…

建設関係で働くひとの給与が高い事実はない

このまとめで「現場作業の賃金は上がっている、ネット民がバカにしているだけで」との主張が展開されていた。 togetter.com そこで、ここで述べられている「現場作業」の代表格である建設職の給料がそんなに高いのか、厚生労働省「賃金構造基本統計調査」(…

その面会交流の強制、もしかしたら「子殺し」かもしれない

離婚して別居した親とこどもの面会交流について、こんな記事を見つけた。 doihouritu.blog.ss-blog.jp 大人が責任をもって面会交流をこどもに押し付けるべきである、とするのがこの記事の論旨である。こどもは「会いたい」と言えないのだからとの理由もつけ…

「ひきこもり」概念が持っている立場性

「ひきこもり当事者」とはいったい誰のことを指すのか疑問になった。特に議論がされることなく「ひきこもり当事者」なる言葉が使われているが、そもそも「ひきこもり当事者」とはいったい誰のことなのか。 わたしが見た範囲では、南関東の中流家庭に生まれ育…