ふらふら、ふらふら

あっちこっちふらふらしている人間が何かを書いてます。

東武沿線にはなにもない…ように見えるけど

埼玉県内のひきこもり当事者会、あるいはそれに近い「居場所」がどこにあるか、頭に思い浮かべていた。

東松山Queer Lounge H、朝霞台にCVNと、これは東武東上線

せんげん台にほっとりんご、宮代町に我らが月曜茶話会。これは東武スカイツリーライン

埼玉県の精神保健福祉センターのスタバの会(これは参加するのにあれこれ手順が必要だが)が大宮周辺。そういえば、大宮は東武アーバンパークラインの終点。

KHJ誕生の地が確かさいたま市の岩槻。これも東武アーバンパークライン沿線。

そのほか、行田を拠点に活動するにりん舎があるが、これは秩父鉄道沿線か。

と、ここまで書いてて驚いた。ほとんど東武沿線じゃないか。埼玉を通る大手私鉄は西武と東武だから当たり前と言われればそれまでだけど、それにしたって東武沿線にはそれなりにある。同じ東武と言っても東上線スカイツリーライン・アーバンパークラインは別ではあるが。

東武沿線も、探してみれば結構いろいろある。ここからはスカイツリーライン沿線限定の話。草加はハープの聖地だったりするし、革製品の名産地でもある。デザイナーなどの「カタカナ職業」の仕事もそれなりにありそう。

宮代町には進修館があって、ここはコスプレの聖地であると同時に、そのあまりの使い勝手の良さを考えると、だいたいどんなイベントでもできる。演劇やりたい人とかよさそう。

久喜と春日部は言わずと知れたらき☆すたの聖地。春日部はついでにクレヨンしんちゃんの舞台でもある。今ちょっと思いついただけでも結構ある。

ただ、それなりにあるんだけど、問題は全部埋もれていること。以前、市の広報でたまたま見つけた講演会に行った。世田谷あたりで開催すれば若い人が結構来そうな演題の催し。ところが、会場にいたのはシルバー層ばかり。若い世代はほとんどいなかった。大学も結構あるから、若者もそれなりに住んでいる市なのに。若い世代は、東武沿線に何も期待せず、休日にはせっせと東武線で都心に出かけている。なんかこれはもったいない。

とりあえず、草加だ越谷だ春日部だと市の境目にとらわれず、もっと沿線を軸にした連携を進めるところは進めてほしい。今は市ごとに作っている会員募集などの広報も、できれば沿線でまとめて作れるとよい。さらに贅沢を言えば、東武鉄道も配布にタッチしてくれるとなおよい。いろいろうもれているものは数多あるのに、それが本当に埋もれたままになっているのは惜しい。きちんと発掘して、沿線の内外にアピールしていくと、東武沿線のイメージは大きく変わると思うんだけどな。