ふらふら、ふらふら

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東京都こども基本条例可決…ん?「こども」⁉

 東京都議会が3月の定例会で「東京都こども基本条例」を成立させた。その内容よりなによりも、「こども」と表記していることに驚いた。石原都政末期から、東京都は「子供」と表記するのが通例になっているから、この通例にあえて従わなかったことになる。

 考えてみれば、子供の「供」って江戸時代からの当て字で、その前は「子共」と表記してたとかで、「子供」表記が由緒正しい表記というわけでもない。ならば「こども」表記のほうが余計な争いを生まずにいいんじゃなかろうか。

 保守派の皆さんは「子供」と表記したくてしたくてたまらなくて、その底意は子どもは親に付き従うものであることを明確にしたいなんてことだったり(上田清司前埼玉県知事が埼玉県議会でそんな答弁をしてた)。その底意を隠して日本語ではどうのこうの言ってるんだけど。

 今後、東京都が「こども」をどのように表記するか注視したい。