ふらふら、ふらふら

あっちこっちふらふらしている人間が何かを書いてます。

「人身事故」という名前の、誰にも顧みられない緊急事態

電車で通勤していれば、「人身事故」に出くわした体験は、一度ならずあると思う。

そうでなくても、電車に乗る機会がそれなりにあれば、「人身事故」に出くわす体験は一度ならずあると思う。

自分も、電車に乗っていて、「人身事故」に出くわしたことはある。実際に出くわした時、まわりの反応はうんざりしたような反応が多い。あるいは、興味本位で現場を診ようとする人もいる。正直、自分もうんざりした体験はある。

ほんの少しだけ想像力を働かせてみよう。だれかが、命を落としたかもしれない。そんな緊急事態なんだ。災害や犯罪で、理不尽にも命を落とすのと同じ、緊急事態なんだ。

だけど、誰も、そんなことを顧みようとしない。自分が目的地に時間通りにたどり着けるかだけを考えている。自分だってそんなことはある。

そんなことの積み重ねが、知らず知らずのうちに、少しづつ人を孤独にして、この世に絶望する人をまた生むのかもしれない。

※相談先のご案内

東京自殺防止センター

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全国いのちの電話

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