ふらふら、ふらふら

あっちこっちふらふらしている人間が何かを書いてます。

障害者を閉じ込める境界線

 2020年11月22日の朝日新聞無人駅とバリアフリー」。*1まずは物理的障壁の除去ってのはもっともだと思った。あと、それ以外に、周りの乗客が身軽にさっと手助けできないものか。

 周りにいる障害者を身軽に手助けするには、やっぱり子どものころから障害のある子どもと障害のない子どもが一緒に生活する環境が必要。そうすると、今の特別支援教育のありかたを全部見直さなければならない。重度心身障害者を終生保護の対象としてとらえていた時代の考えを引きずってる気がするのよね。障害者をコロニーで保護される対象としてとらえていた、そんな時代の考え。

 無人駅になったことで鉄道を利用できなくなったとして訴えた障害のある人について、「駅を廃止すれば訴えられなかった」なんて揚げ足取ってるけど、それこそ障害のある人にとっては駅を廃止されたのと同じなんですよね。なら、障害のない人も駅廃止によって同じ不便を受けてもらおう、ってのはそんなにおかしなことではない。なぜ自分たちだけ優遇されるつもりでいるのか不思議でならない。

 鉄道の利用が完全予約制になったとしてもみんな文句言わないの?本当に?それなら満員電車解消も夢ではないんだけど。いや、車いすの人に事前に連絡しろってのはそういうことなんだけど。定期券を買ったのに、電車に乗ろうと思ったら事前に電話で予約しなければならない。しかも、つながらない電話をかけ続け、やっとつながった電話で「その時間の電車は満員です」と返され、代わりに告げられた電車の時間は午前11時過ぎの電車。ちなみに朝9時始業。本当にそれでも怒らない?