昨日のPCR検査の結果が予想よりも早く出た。結果は陰性。さて、空いた時間どうするか。そうだ。持病を診てもらいに内科に行こう。と考えた。さすがに昨日の今日のことなので、内科に電話して指示を仰ごうとする、が。出ない。いつ電話かけても話中。やっとこさつながった電話で、昨日発熱してPCR検査で陰性だった、今日は症状がないことを話すと、通常通り受診してくださいとのこと。そこで、内科に出かけた。
診療所に一歩入ると、そこは戦場だった。待合室にあふれるたくさんの人。この診療所は発熱外来もやっているので、発熱外来のほうにもたくさんの人がいるのだろう。発熱外来と並行で診察しているから一般の外来も待ち時間が長くなっている。受付をして、診療が近くなったら電話で呼んでもらうことにして、いったん自宅に帰る。電話で呼ばれ、再び診療所の待合を見たらさっきと変わらずたくさんの人。しかも、中待合も混んでいて、奥まったところの別の待合室で待っているよう指示される。そこでも1時間以上待つ。待っている間に、救急車がやってくる。幸いにしてその救急車はそれほど長い時間を置かずに出た。耳を澄ませると、発熱外来のほうからも声が聞こえてくる。いつも診てもらっているドクターの声だ。やっと診察に呼ばれる。今日は検査もしましょうとのことで、検査で待つ。ふと目をやると、「新型コロナウイルス感染症発生届」なんて書いてある用紙が束になって置いてある。間違いなくここは戦場だ。そう感じさせるだけのものはあった。
検査も終わり、最後にワクチン接種のことを聞く。ワクチンは接種してもよい、基礎疾患ありの枠で接種してくださいとのこと。これで一仕事終えた。
もしかしたら医療崩壊とまでは行ってないのかもしれない。それはわからないのだけど、医療崩壊の恐怖を肌身に感じる数時間であった。