国立社会保障・人口問題研究所は、1997年に将来人口推計を発表した*1。この推計で示された2015年の人口と、2015年の実際の人口を比較してみた。2015年の人口は国勢調査による。
中位推計 | 高位推計 | 低位推計 | 実測値(2015年国勢調査) | |
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総 数 | 126,444,000 | 129,175,000 | 124,384,000 | 125,640,987 |
0~19歳 | 23,992,000 | 26,724,000 | 21,932,000 | 21,895,198 |
20~64歳 | 70,569,000 | 70,569,000 | 70,569,000 | 70,280,348 |
65~74歳 | 16,863,000 | 16,863,000 | 16,863,000 | 17,339,678 |
75歳以上 | 15,020,000 | 15,020,000 | 15,020,000 | 16,125,763 |
65歳以上人口でやや大きなずれは見られるものの、「低位推計」の数字が、現実の2015年の人口をほぼ正確に予測していた。特に、20歳未満人口については、5万人とずれてない。それもそのはず。将来人口推計って、パラメータがそれほど多くなく、パラメータの振れ幅もこれまた大きくない。そうそうめったに外れるものではない。