ふらふら、ふらふら

あっちこっちふらふらしている人間が何かを書いてます。

バスに乗っているだけで、息を吸うように入ってきた情報

 あるとき、どこかに出かけるときに乗ったバス車内で関心を引く広告を見た。その広告は、埼玉県の面積より北方領土の面積のほうが広いと記していた。へえーと、驚いた。そんな計算、したこともなかった。バスに乗っただけで、そんな情報がわたしの頭の中に入った。車で国道を走っていたら、こんな情報、触れることもなかった。

 車という閉ざされた箱の中で、外界と隔絶された中で移動するのと、路線バスや電車、徒歩によって外界の情報を受けながら移動することの違いは、たとえばこんなところで出てくる。歩いてバス・電車に乗れば、息を吸うかのように情報が入ってくる。この違いが積み重なると、大きな違いになりそうだ。