ふらふら、ふらふら

あっちこっちふらふらしている人間が何かを書いてます。

タイムラインはずっと前から始まっていた・再び

 なにやら、ひきこもり当事者活動をしているひとが、人権侵犯をひきおこしたとのこと。かっしーさんが熱心に取り組んでいらっしゃる。その動画をすべてリンクすることはしないが、初めの動画だけはリンクしておく。

www.youtube.com

 ところで、この報を聞いて、そんなに突飛なことだとは感じなかった。いつか誰かがこんなことはやるだろうなと感じていた。というのも、ひきこもり当事者活動の世界で、人権を冷笑する動きが見られたためだ。誰かのブログに、「○○は人を殺しかねない」などとコメントする者が表れた時も、深刻な侮辱だとの反応はなかった。書かれた○○さんへの冷笑ツイートがひとつついただけだった。ひきこもり当事者活動家の不祥事に対し、全体の利益のためには清濁併せ飲む度量で免責することが大事だとのコメントをしたひともいた。ひきこもり当事者活動家の非違行為を指摘したのに対し、本当の敵はひきこもりに偏見を持つ社会の側なんだから云々と、非違行為をただす動きも見られなかった。

 赤信号は出ていた。皆、ことごとく無視した。その結果動画で述べられているような事態が起きた。ありとあらゆる大事故で見られる構図。動画で述べられている加害者は、突飛なことをしたわけではない。ひきこもり当事者活動の風土がそのような行動を後押しした。その意味で、わたしも含め、ひきこもり当事者活動に携わる者は皆反省しなければならない。「観客席」から大上段に立って説教できるひとは、ひきこもり当事者活動家の中にはいない。