ふらふら、ふらふら

あっちこっちふらふらしている人間が何かを書いてます。

性犯罪冤罪被害者だけ、反応が突出しているように見える

 草津の性暴力でっち上げ事件がまたもや話題になっている。抗議活動をした団体が東京弁護士会の人権賞を受賞したことがきっかけだ。その団体は謝罪をしたが、なおも怒りが収まらない人々がいるようだ。

 性暴力冤罪となると、皆様ちがいますねとわたしは半ば呆れる。たとえば、「元オウム信徒のサリンテロリズム冤罪」に同じ勢いで怒りを発しただろうか?被害者の会に謝罪を要求しただろうか?サリンテロリズムには実際に被害者はいたが、そんなことは冤罪被害者にはまったく関係のないことだ。無辜のひとが、5,000人以上もの被害者を攻撃したテロリスト呼ばわりされたのである。草津町長と同じく悲痛な冤罪被害である。

 「権力のある男性」が何らかの被害に遭った時だけ声高に叫ぶ、それも女性が加害者となればなお声高に叫ぶ、どうせならそれに乗じて性暴力被害を訴えるけしからん女性どもをやっつけよう、そんな考えはないだろうか。「走る爆弾娘」とまで報じられたサリンテロリズム冤罪被害者への反応との違いをきっかけに自省されたい。