ふらふら、ふらふら

あっちこっちふらふらしている人間が何かを書いてます。

2023-01-01から1年間の記事一覧

Colaboのシェルターの家賃、53,700円は妥当な金額だ

またもやColaboのシェルターに入っているひとの住宅扶助について、いちゃもんが付いている。この匿名ダイアリー。 anond.hatelabo.jp Colaboのシェルターは、マンションの3LDKに3人で住んでいるのだという。3人が全員生活保護を利用して住…

「女子中学生の水着撮影会が禁止なら女子中学生の水泳授業も禁止にしなければ」だって?その通りにして何か問題が?

撮影がダメだと言うなら、銃刀法みたいに法律を作ってカメラや撮影機材を登録制にすればいい。水着がダメと言うなら、プールや海水浴場はすべて閉鎖、学校での水泳授業は一切禁止にすればいい。なんて言うと、日共のエリートを自認するインテリ議員が本当に…

「女性は見られる側」とのテンプレができあがっていることの怖さ

昨日、Twitterを見ていたら、「水着撮影会」がトレンドに上がっていた。それを見ただけで、内容がだいたい予想できた。シスヘテロ男性が撮る側になり、シス女性が撮られる側になる撮影会に共産党が抗議した、そんな事案が起きただろうと。事実を確認したらそ…

救急外来に、自動車を運転して行くのが「当たり前」と考える先に、東池袋の事故がある

以前、函館に行ったときのこと。耳の聞こえが突然悪くなった。あいにくと、その日は日曜日。北海道庁のWebページを見ると、耳鼻科の休日当番医が診療しているとのこと。その当番医の診療所に、市電とバスを乗り継いで出かけた。市電はそこそこ乗客がいたもの…

「校則」は、「優生保護法」との向き合い方を決して教えてはくれない

「校則」を正当とする論者は、「校則が細かすぎる」との批判に対して、「日本の法体系も膨大であるが、そんな膨大な法体系があって困るというのは法律に逆らいたいものだけだ」と、「法律に逆らう」ことを直ちに悪とする、実に単純な議論がなされている。 よ…

橋本紡さんが「器とかキャパシティとか」と書いたものを知ることは大切だ

わたしが中学生のころ、それなりに「成績が良い」と見られていた。何なら、県立浦和高校に行くのだろうとさえ見られていた。 確かに、授業に出てさえいれば、授業の内容の七割くらいは理解できたのだから、その見方はあながち間違ってなかったのだろう。そう…

「不要物」だからこそ、必要なのである

教員はよく言う。ツーブロックなどどうでもいいだろう。色のついた下着などどうでもいい。そんなことよりも勉強のほうがよっぽど重要である。学習に必要のないものはすべて不要である。と。 わたしは、そのような論理が、「不要不急」の名の下に吹き荒れた3…

うんざりするほど悪は凡庸であることについて、わたしの体験から

アウシュビッツで「死の工場」を統率したルドルフ・フェルディナント・ヘスは、任務の傍ら、こどもたちをバカンスに連れて行ったという。決して、血に飢えた悪人ではなかった。任務に忠実であろうとする官僚であるにすぎなかった。 わたしが中学3年生の時の…

ほかのひとのブログを久しぶりに読みに行けた

いや、単にそれだけなんですけどね。2月ごろから猛烈な体調不良で、不眠にさえなっていたんですけど、今日はほかのひとのブログを読みに行くことができた。まだ一記事しか読めてないんだけど、これから読み進められるといいな。少しづつ体調不良から回復し…

この時代に、権威でい続けることは、とても難しい

おそらく、人間の手に負える範囲を超えつつある文明で、権威であり続けること。それはとても難しい。権威や権力には、とても重い責任がある。その責任は、もはや個人では担いきれないかもしれないのだ。それは学校でも。 digital.asahi.com 「権威」であり続…

「スポーツマン」以外を排除しかねない、差別と暴力を内包した「スポーツ」

わたしが中学生の時のこと。学年末に、生徒の発案で球技会をした。別に勝敗の点数をつけることもなく、レクリエーションで球技を楽しむ会だ。レクリエーション目的だったにもかかわらず、しばらくすると男子だけで勝手に盛り上がり、女子は蚊帳の外。蚊帳の…

「あの子の子ども」から考える「全定同一」

つい最近、「あの子の子ども」(蒼井まもる作、講談社「別冊フレンド」連載)って少女漫画を知った。高校生の妊娠をめぐる物語だ。コミックスをさっそく買って、既刊はすべて読んだ。妊娠した高校生・福(さち)が、今在学している高校を卒業するか、定時制…

誰が10代中盤過ぎの青少年の「保護」を担うのか

「バイク3ない運動」なる運動がある。全国高等学校PTA連合会が各教委に要請して、高校生がバイクの免許を取らない・バイクを買わせない・運転させないようにする運動である。関東では最後まで続けていた埼玉県がついに2018年に取りやめて、関東では終息…

まーた「生活保護にも自己負担させろ」論ですか

今日たまたま見かけたツイート。 『通院1回200円の自己負担を無料にすると、医療費は一気に10%も増える』『行動経済学で「ゼロ価格効果」と呼ばれる現象』『少額でも自己負担を残しておくと、受診の是非を検討するブレーキとして機能』『無料化すると過剰受…

定時制・通信制課程の高校についてのわたしの立場

定時制・通信制課程の高校について、わたしはつまるところ次のようなことが言いたいわけだ。教育の機会均等とは、こういうことだ。以下、文部省学校教育局が1947年に出した「新制高等学校実施の手引」より。この文書では通信制課程については言及されていな…

本来なら問題ない、はずだが

この記事。 shueisha.online 記事中で、通信制高校の教員は「君は全日制で大丈夫だろと思うような子が、全日制を受検することなく通信制に来るのです」とコメントしていた。わたしに言わせれば、そのように問題視すること自体が問題だ。 制度趣旨からすれば…

「普通の高校」をめぐる交錯した言説

定時制や通信制も全日制と同じ「普通の高校」であるとの言説と、成人が全日制に行くのはとんでもない!定時制や通信制にしなさいとの言説が交錯している。この二つの言説は、わたしには矛盾しているように見える。定時制や通信制が、全日制と同じ「普通の高…

最近これに近いこと書いてるひと見たぞ

ついったのとある投稿。 同性愛という愛のありかたは個人の自由でありそれを理由に差別されるべきではない。デートすれば良いし、ウェデングすれば良いし、一緒に住んで助け合えば良い。しかしそれを国家が法的婚姻制度で保護することは全く別の問題だ。生殖…

文明は、人間の手に余るものになった

ここ最近報じられている、回転寿司店でいたずらをしたひとのこと。いたずらをして、その様子を撮影した動画をSNSで公開して、多くの人がその動画を見た。いたずらをされた回転寿司チェーンの時価総額が百億円単位で下がった。 わたしもその動画を見た。言っ…

「マイノリティ」が権力者になるときの落とし穴

この記事を読んだ。 www.pref.mie.lg.jp 差別と特権は表裏一体の関係にあること、ひとはマジョリティ性とマイノリティ性の両方を併せ持っていること。そんな指摘がなされていることをわたしはここでは紹介する。 マジョリティが持っている特権は、マジョリテ…

寄せ書きに何を書こうか迷った

もう何年も前のこと。困難な状況にある子どもを支援する施設の開設記念の催しに参加した。めいめい好きな場所に座る、そんな形式の気取らない催しだった。その催しで、寄せ書きをと言われる。「おめでとうございます」と素直には書けなかった。だれかの不幸…

岐阜からの帰りに

昨年晩秋、岐阜県に旅行に行ってきた。日曜日からの一泊二日。その帰りのはなし。 午後2時ごろ、中央西線に乗車。8両編成の快速は、座席が空いているくらいの状態で、名古屋駅に到着。名古屋駅からは新幹線だ。出発前日に四苦八苦して指定席を取ったので、…

2022年12月2日のこと

夜半に、歯ぐきに埋まっている親知らずを抜いてもらったあとの痛みが出て、痛み止めを飲んで眠る。朝6時に起床。起床しても、病室は静かだ。看護師さんが回ってきて、血圧と体温の測定をしていく。そのあと、もうひと眠りする。 7時、目を覚まして、ラジオ…